相関性評価をやってみよう [実践編]

今回は相関性評価の実践編です。

検索結果の商品に対してスコアをつけることから始めます。点数の基準は以下のとおりです。

・5 = Perfect … キーワードと完全に相関している
・4 = Excellent … キーワードとほぼ完全に相関している
・3 = Good/Fair … キーワードに対して相関が認められる
・2 = Low … キーワードに対して相関があまり見られない
・1 = Bad … キーワードに対して相関がまったく見られない

実際の評価結果をお見せしますので、点数の理由を考えてみてください。

例題1:キーワード「3DS」

※家電量販サイトの検索結果を想定しています。説明の簡単のため、「発売日」「詳細URL」を省略しています。
※この評価は本エントリー執筆時点のものです。

例題1の解説
2番目の「3DS本体」にパーフェクトである5点をつけました。このサイトの取扱商品のなかで、「3DS」というキーワードにもっとも相関する商品は「ニンテンドー3DS」本体に違いないからです。

1番目と5番目の「ケース」と「ソフト」には3点。パーフェクトやエクセレントではないけれど、強く関連する商品だからです。

ただし、常に「3DS本体」が5点となるわけではないことにご注意を。もしもキーワードが「3DS ケース」の場合は、1番目の商品に4点をつけて、2番目の「3DS本体」には2点または1点をつけるでしょう。キーワードによって商品の評価は変わることを念頭に評価してください。

3番目の「3DS LL用保護フィルム」には2点をつけました。まもなく「ニンテンドー3DS LL」が発売になるわけですが、お客様がそちらを探しているのであれば、キーワードは「3DS LL」になると想定できるからです。というわけで、「3DS LL用保護フィルム」は、関連する商品ではあるが減点し2点としています。

そして4番目の「保護フィルム」には1点をつけています。説明は不要かもしれませんが、「ニンテンドー3DS」とは無関係の「GALAXY S保護フィルム」だからですね。たしかに、この商品名には「3」「D」「S」という文字が入っています。キーワードを分解した文字と一致はしているので検索エンジンでマッチしたと考えられますが、検索意図とは無関係の商品ということで1点になります。

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例題2:キーワード「ワンピース」

※ファッションサイトの検索結果を想定しています。このファッションサイトのメインカスタマーは独身女性とします。説明の簡単のため、「ブランド」「発売日」「詳細URL」を省略しています。
※この評価は本エントリー執筆時点のものです。

例題2の解説
「ワンピース」というキーワードは「3DS」とは違い、特定商品を指すものではないカテゴリ名キーワードです。そのため5点になるパーフェクト商品は存在しません。最高得点は4点となり、2番目と5番目に4点をつけました。

いまは7月ですので季節は夏。ワンピースではありますが3番目は冬物商品のため、減点し3点としました。

また、1番目の商品はキッズ用商品なので減点し3点としました。サイト利用者のなかにはお子さんのいる方も多数いらっしゃるかもしれません。しかし、キーワード「ワンピース」の検索結果が子供向け商品で占められていたらどうでしょうか。メインカスタマーが独身女性だとしたら、おそらくそういう検索結果は信用されなくなるでしょう。

4番目の商品は、ジャンプコミックスのワンピースですね※。さらに男の子向けTシャツであることから2点としました。

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いかがでしょうか、評価の基準や方法がなんとなく分かってきたでしょうか。

商品内容はもとより、性別・年齢・季節・時節・場所・家庭状況・スキルなど、さまざまな条件から評価しましょう。何度も繰り返しますが、理想の検索結果は何かをイメージすること、それが大切です。

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さて、評価データの準備はできましたか。評価の視座となるメインカスタマー設定もできましたか。

それでは、相関性評価をやってみましょう!

(つづく)

注釈
※:多義語である「ワンピース」はウェブ検索でもメジャーなキーワードですが、ウェブ検索結果の上位に表示されるのはジャンプコミックスの「ワンピース」に関係するサイトが多いですね。しかも、公式サイト、漫画、TVアニメ、映画、ビデオゲーム、携帯ゲーム、カードゲーム、フィギュア、ファッションなど様々な分野の情報があり、ユーザーの検索意図のつかみにくい(ランキングを決定しにくい)キーワードのひとつです。