株式会社バルーン 取締役CXO

本橋 徹

TETSU MOTOHASHI

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モールで成功。でもそれは、やりたかったことではない。

井上(ユニバーサルナレッジ)
井上

それでいまは、その約10名の体制で、売上もしっかり立ってきているわけですね。

本橋様
本橋

そこにいたるプロセスは、予想外の連続でした。食材やチャネル、プロモーションのポートフォリオも元々の仮説とはかなり違う結果に至っています。軌道修正を繰り返しながらたどりついたというのが実際のところです。

井上(ユニバーサルナレッジ)
井上

ことごとく見込みが外れるというのは、技術的なスキルを持って独立した人が、結局は自社サービスでなく受託ばかりやっている、そんなケースが思い浮かびます。そうならないような仕組み作りや、コネクションは大事ですよね。

本橋様
本橋

それはほんとにスーパーグッドサジェスチョンで、我々で言うと、食材については素人じゃないですか。仮説自体も、食の経験者からすると違うでしょ、というものでした。もともとやっていたことをベースに何か始めていたら、まあまあ精度の良い仮説と、プランB、Cも揃えることが出来たはずです。

井上(ユニバーサルナレッジ)
井上

レッドオーシャンと思っていたものが売れたわけですよね。実はそこはすごくパイが大きくて、そのおこぼれにあずかったとしても売上は立つという理解で良いでしょうか。

本橋様
本橋

結論はそうです。あとはモールのプラットフォームに乗るということは、参加している出品者とユーザーがどういう人たちで、そこでマッチングがおこるパターンは何があるのか、さらにそのパターンに載ろうとしたら我々のリソースの何が使えるのか。そこを解きほぐしていくと、答えは特定の商材だった、というところまで分析は出来ています。パイにアクセスするためのメソッドを理解でき、そのメソッド自体がウチにあることもわかりました。

井上(ユニバーサルナレッジ)
井上

でも、モールでの成功メソッドを突き詰めていくことが、やりたいことではありませんよね。自社メディアで集客して買ってもらう、これを早く軌道に乗せなくては・・・。

本橋様
本橋

おっしゃるとおりで、モールで通販のベースを学びつつ、ここからは自社サイトにエネルギーとクリエイティビティを投入するようになりました。

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ユニナレ対談